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夫婦に鍵を出す女性

賃貸マンションの中には、ファミリー向けの3LDK以上の物件など間取りや面積で満足できるタイプもありますが、相応の家賃の支払いが必要で、必ずしも家族が長期間にわたって生活を送るには向いていない側面があります。駅近や主要ターミナル駅近くなどの立地条件や、商業設備などの各種施設が充実しているなど周辺環境も整備された都市圏などでは、さらに家賃は高額になるでしょう。タワーマンションなどの高級賃貸マンションでは、賃貸で居住するのは高額な収入を手にできる限られたアッパークラス層だけになります。毎月のように家賃を支払っても資産にならないなら、住宅ローンを毎月返済し続けてでも、一軒家のマイホームを手に入れたくなるのは自然な流れといえます。

それでは実際に一軒家のマイホームを手に入れて居宅を構えることには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。よくマイホームの購入は一生に一回の最大の買い物と表現されることからも分かるように、賃料を支払う義務から解放されて、安定した資産を所有できることが大きなメリットということができます。いわゆる土地神話は過去の話になりましたが、不動産が依然として安定した優良資産の一つであることに変わりはありません。建物は減価償却されますが、土地はさほどの値崩れもしない点で、有価証券などの流動資産に比べると価格変動が少なく安定しているのは確かです。また老後に住居を確保できるのもメリットと考えられています。賃貸物件では老後も賃料を入居する限り支払い続ける義務を負うので、年金の支給額によっては転居の必要性も出てきます。この点はマイホームを購入しておけば、老後も終のすみかを手にすることが叶います。

しかしながら、マイホームは高額な買い物ですから、大半の事例で住宅ローンを組むことになります。ローンによっては当初は低い金利でも、一定期間経過後に利息が大きく上がり返済額が増加する可能性もあります。またマイホームは資産の安定性がある一方で、流動性が低い資産であることも事実です。

大きく値崩れしないとはいえ、買い手のニーズに合致しない限り、売却も簡単には進まないので流動性が低いと評価されるわけです。何らかの理由でマイホームを売却する必要性に迫られても、周辺の不動産相場や需給関係によっては、購入時よりも安い値段で処分せざるを得ない場合もあります。住宅ローンの返済途中では、残債務だけが残ってしまう可能性も否定できないのは、デメリットといえます。